整骨院の先生が教える坐骨神経痛の症状と原因|L.A.整体・整骨院 高崎院|交通事故治療・むち打ち・腰痛

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整骨院の先生が教える坐骨神経痛の症状と原因

整骨院の先生が教える坐骨神経痛の症状と原因

こんにちは!L.A.整体・整骨院 高崎院です!

寒い日が続いておりますが、この時期は身体が冷えやすく腰痛の症状に悩まされる方が非常に多いです。

その腰痛を説明していく上で非常に重要なキーワードになってくるのが坐骨神経痛です。

今回は坐骨神経痛の症状とその原因について説明していきます。

1.坐骨神経痛について

坐骨神経 腰痛 ヘルニア 狭窄症

坐骨神経

 

 

まず初めに、坐骨神経痛は坐骨神経の圧迫や炎症によって引き起こされる痛みやその他の症状を特徴とする状態です。

坐骨神経は、人体で最も長く太い神経で、腰椎(L4、L5)および仙骨(S1、S2、S3)から分岐し、臀部を通り下肢へと伸びています。

以下に坐骨神経痛の症状について説明していきます。

1.1.主な症状

痛み

坐骨神経痛の最も一般的な症状は、片側の臀部や下肢に放散する鋭い痛みです。痛みは通常、腰部から臀部、大腿部の後部、さらにはふくらはぎや足まで広がることがあります。また、痛みの性質は「鋭い」「灼熱感がある」「刺すような」ものと表現されることが多いです。

 

しびれや感覚異常

痛みとともに、下肢にしびれや感覚の喪失を感じることがあります。このような感覚異常は、坐骨神経が支配する領域に対応して分布します。

 

筋力低下

神経の圧迫が深刻な場合、下肢の筋力低下が発生することがあります。特に足首やつま先を動かす筋力が低下することがあり、場合によっては「足が落ちる(drop foot)」症状が見られることもあります。

 

座位や立位での悪化、横になると軽減

坐骨神経痛は座ったり長時間立ったりすることで悪化し、横になることで一時的に軽減することが一般的です。

 

1.2.症状の原因

坐骨神経痛の主な原因は以下の通りです。

椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄症

梨状筋症候群

脊椎すべり症

外傷や腫瘍

 

それぞれの原因がどのようなものか。また、坐骨神経痛の関連性について以下に書いていきます。

 

2.椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、脊椎間にある椎間板(軟骨組織)が損傷し、内部の髄核が椎間板外に突出または脱出する状態です。この突出した髄核が隣接する神経根を圧迫し、炎症を引き起こします。これが坐骨神経痛の原因となります。

ヘルニア 腰痛

 

2.1.坐骨神経痛との関連

椎間板ヘルニアが坐骨神経痛を引き起こす主なメカニズムは以下の通りです。

神経根の圧迫

椎間板が突出し、脊柱管内の神経根(特にL4、L5、S1)を物理的に圧迫します。この圧迫により、坐骨神経に沿った痛みやしびれ、感覚異常が生じます。

 

炎症の関与

物理的な圧迫に加え、椎間板から漏れ出た髄核が化学的炎症を引き起こすことも重要な要因です。髄核には炎症を誘発する物質(例:プロスタグランジンやサイトカイン)が含まれており、これが神経根周囲の組織に炎症をもたらします。

 

2.2.椎間板ヘルニアによる症状の特徴

放散痛:臀部から大腿部、ふくらはぎ、足にかけて広がる痛み。

姿勢の影響:前屈や座位で症状が悪化する。

筋力低下:特定の神経根(L5、S1)が関与する場合、足首やつま先の筋力低下が生じる。

感覚異常:特定の皮膚分節(デルマトーム)に沿ったしびれや感覚低下。

2.3.椎間板ヘルニアのセルフチェック

日常生活での症状チェック

以下の項目に該当するものがないか確認してみてください

腰痛がある。

下肢に痛みやしびれがある。

寝返りがつらい。

長時間歩くと、足にしびれや痛みが出る。

前かがみの姿勢で、腰痛や下肢痛が出る。

臀部、股関節に痛みがある。

最近こむら返りが増えた。

排尿がしづらいときがある、または尿・便の失禁がある。

つま先立ち、踵歩きが上手にできない。

比較的年齢が若い(10~50歳代)。

これらの症状に複数該当する場合、椎間板ヘルニアの可能性があります。

前屈テスト

方法

立った状態で、ゆっくりと上半身を前に倒します(前屈)。

結果の判断

前屈時に腰痛や下肢の痛み・しびれが増強する場合、椎間板ヘルニアの可能性があります。

SLR(下肢伸展挙上)テスト

方法

仰向けに寝て、両足を伸ばします。

片方の足を、膝を伸ばしたままゆっくりと持ち上げます。

結果の判断

持ち上げた際に、お尻から足にかけて痛みやしびれが生じ、足が床から70度以下しか上がらない場合、坐骨神経に問題がある可能性があります。

 

 

3.脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症(spinal stenosis)は、脊柱管が狭くなり、神経構造(特に馬尾神経や神経根)が圧迫される疾患です。この圧迫が坐骨神経の障害を引き起こすことがあり、坐骨神経痛の原因の一つとなります。

神経 狭窄症 脊柱 腰痛

3.1.脊柱管狭窄症の概要

脊柱管狭窄症は、以下の要因によって脊柱管が狭窄することで発生します。

椎間板変性

骨棘形成(骨の過成長)

靭帯の肥厚(特に黄色靭帯)

椎間板ヘルニア

脊椎すべり症

脊柱管が狭くなると、神経根や馬尾神経が圧迫され、下肢に放散する痛み(坐骨神経痛)や感覚異常、筋力低下が発生します。

 

3.2.坐骨神経痛の発症メカニズム

脊柱管狭窄症が坐骨神経痛を引き起こすメカニズムは以下の通りです。

神経根の圧迫

脊柱管が狭くなることで、坐骨神経の起点となる腰仙神経根(L4、L5、S1)が圧迫されます。この圧迫が坐骨神経の経路に沿った痛みやしびれを引き起こします。

神経根圧迫が坐骨神経痛の主因であり、特に脊柱管狭窄症の患者においてはL4-L5、L5-S1レベルの神経が最も影響を受けると報告しています。

虚血(血流不足)

脊柱管狭窄症では、神経根への血流が制限され、神経虚血が生じることがあります。この虚血は、坐骨神経痛の一因となります。

 

3.3.坐骨神経痛の症状と特徴

脊柱管狭窄症に伴う坐骨神経痛の症状は、一般的な坐骨神経痛とは異なる場合があります:

間欠性跛行(かんけつせいはこう)

・歩行や立位で症状が悪化し、座るか前かがみになると軽減する。

・これは脊柱管内の空間が狭くなり、神経への圧迫が増加するためです。

3.4.両側性の症状

脊柱管狭窄症による坐骨神経痛は、椎間板ヘルニアに起因するものとは異なり、両側性に症状が現れることがあります。

3.5.脊柱管狭窄症のセルフチェック

腰痛がある。

下肢に痛みやしびれがある。

歩くと症状が強くなり、前かがみで座って休むと楽になる。

臀部・股関節に痛みがある。

背骨を伸ばすと症状が増す。

排尿がしづらいことや、尿・便の失禁がある。

肛門周囲にしびれ・違和感がある。

60歳以上である。

これらの項目のうち、複数に該当する場合は、脊柱管狭窄症の可能性があります。

 

4.梨状筋症候群

梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)は、坐骨神経痛の原因の一つとして知られています。この症候群では、梨状筋という臀部に位置する筋肉が坐骨神経を圧迫または刺激することで、臀部から下肢にかけて痛みやしびれが生じます。

 

4.1.梨状筋の役割

梨状筋は、仙骨から大腿骨の大転子に付着する小さな筋肉で、股関節の外旋、外転、安定化に関与します。

梨状筋 腰痛 筋肉

梨状筋

 

4.2.梨状筋症候群の発生メカニズム

神経の圧迫: 坐骨神経が梨状筋の下または中を通過している場合、梨状筋の緊張や炎症によって坐骨神経が圧迫されます。

筋肉の過剰使用: 長時間の座位、過剰な運動、または股関節の外旋を伴う動作が原因となることがあります。

 

坐骨神経が梨状筋を貫通する解剖学的変異がある人が約16%にのぼることを報告しています。

 

4.3.梨状筋症候群と坐骨神経痛の関係

坐骨神経痛の発生メカニズム

梨状筋が坐骨神経を圧迫または刺激すると、神経に沿った痛み、しびれ、筋力低下が生じます。これが典型的な坐骨神経痛の症状と類似します。

症状

・痛み: 臀部に集中する痛みが特徴的で、長時間座る、階段を登る、または長距離歩行で悪化することが多い。

・放散痛: 痛みが大腿部後面やふくらはぎ、足に放散する。

・しびれや感覚異常: 下肢にかけてしびれや異常感覚が生じる。

梨状筋症候群は運動選手や長時間座る職業の人に多いといわれています。

4.4.梨状筋症候群のセルフチェック

次の項目に該当するか確認してみてください

腰からお尻、太ももの裏にかけて痛みやしびれがある。

長時間座っていると、痛みやしびれが増す。

階段の上り下りや坂道を歩くと、症状が悪化する。

お尻の筋肉を押すと、痛みを感じるポイントがある。

これらの項目に複数当てはまる場合、梨状筋症候群の可能性があります。

フライバーグテスト

梨状筋症候群の可能性を確認するためのテストです。

方法

  1. 仰向けに寝て、痛みのある側の膝を持ち上げます。
  2. 股関節を90度に曲げ、少し内側(反対側の足の方)に倒します。
  3. 痛みのある側のつま先を外側(痛みのある足の方向)に曲げ、股関節を内旋させます。

この動作で痛みやしびれが生じる場合、梨状筋症候群の可能性があります。

 

ペーステスト

別の確認方法として、ペーステストがあります。

方法

  1. 椅子に座り、膝を90度に曲げて足を床につけます。
  2. 両手で膝の外側に抵抗を加えながら、両膝を外側に開くように力を入れます。

この動作で痛みやしびれが生じる場合も、梨状筋症候群の可能性があります。

 

5.腰椎すべり症

腰椎すべり症は、脊椎の一部が前方または後方にずれ、脊柱管内の神経構造を圧迫することで症状を引き起こす疾患です。この状態が坐骨神経を圧迫し、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。

すべり症 腰痛

腰椎すべり症が起きている脊柱

5.1.腰椎すべり症の概要

種類

・変性すべり症: 加齢による椎間板や椎間関節の変性が原因。

・分離すべり症: 腰椎分離症に伴うすべり症。

・外傷性、病的すべり症: 外傷や疾患が原因で発生。

 

すべり症の影響

腰椎のずれが脊柱管や椎間孔を狭窄させ、腰部神経根(L4、L5、S1)を圧迫することで坐骨神経に関連する症状が発生します。

 

5.2. 腰椎すべり症と坐骨神経痛の発症メカニズム

神経根圧迫

すべり症により、椎間孔が狭くなり、神経根が直接圧迫されます。これが坐骨神経の支配領域(臀部、大腿部後面、ふくらはぎ、足)に沿った痛みやしびれを引き起こします。

 

脊柱管狭窄

すべり症が進行すると、脊柱管が狭窄し、複数の神経根が圧迫される可能性があります。この場合、両側性の坐骨神経痛や間欠性跛行が生じることがあります。

 

炎症と虚血

すべり症による慢性的な圧迫は、神経周囲の炎症や血流障害(虚血)を引き起こし、坐骨神経痛の症状を悪化させます。

 

5.3.症状

痛み: 腰部から臀部、大腿部後面にかけての放散痛が主な症状。

感覚異常: しびれや異常感覚が下肢に現れる。

筋力低下: 神経根が重度に圧迫されると、足首やつま先の筋力低下が見られる場合があります。

間欠性跛行: 歩行や立位で症状が悪化し、座位や前かがみで軽減。

腰椎すべり症のセルフチェック

腰やお尻、足に痛みやしびれがある。

長時間立っているのがつらい。

休憩なしでは歩き続けることが難しい(間欠性跛行がある)。

腰を反らすと痛みが増す。

腰をかがめると楽になる。

尿漏れや排尿困難などの排尿・排便障害がある。

 

6.治療法

坐骨神経痛の治療は、症状の原因や重症度に応じて選択されます。主な治療法として、以下のものがあります。

6.1.薬物療法

・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):痛みや炎症を軽減します。

・筋弛緩薬:筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減します。

・神経障害性疼痛治療薬:神経の痛みを抑えるために使用されます。

これらの薬物療法は、症状の緩和に効果的ですが、副作用にも注意が必要です。

 

6.2.運動療法

・ストレッチング:筋肉の柔軟性を高め、神経の圧迫を軽減します。

・筋力強化:体幹や下肢の筋力を強化し、姿勢を改善します。

・温熱療法:血行を促進し、痛みを和らげます。

理学療法は、長期的な症状の改善に効果的であり、再発予防にも役立ちます。

 

6.3.神経ブロック療法

・局所麻酔薬の注射:痛みの原因となる神経に直接注射し、痛みを一時的に遮断します。

・ステロイド注射:炎症を抑えるために使用されます。

神経ブロック療法は、強い痛みが続く場合や他の治療法で効果が見られない場合に検討されます。

 

6.4.鍼灸療法

鍼灸は、坐骨神経痛の痛みを軽減する効果が報告されています。特に、傍神経刺と呼ばれる技法が効果的とされています。

 

6.5.手術療法

保存的治療で効果が見られない場合や、重度の神経症状がある場合には、手術が検討されます。手術の適応は慎重に判断されるべきです。

7.接骨院・整骨院で治療を受けるメリット

高崎L.A.整体・整骨院にも、もちろん坐骨神経痛で悩まれている方がいらっしゃいます。当院では以下のことから患者様に選ばれています。

安全性が高い: 手術や薬を使用せずに自然治癒力を引き出す治療が行えます。

個別対応: 患者様の症状や体質に応じたオーダーメイドの施術を提供します。

日常生活へのアドバイス: 再発予防のための具体的なアドバイスや運動指導が受けられます。

坐骨神経痛でお悩みの方へ

足のしびれが治らない」「立ち上がるたびに痛みがある」といったお悩みを抱えている方は、ぜひ一度L.A.整体・整骨院 高崎院にご相談ください。私たちは、あなたの症状に真摯に向き合い、痛みの根本改善に向けたサポートをいたします。

坐骨神経痛は放置すると慢性化する恐れがありますが、適切な治療で改善するケースが多くあります。早めのご相談が快適な日常生活への第一歩です!

 

参考文献

(1)MSDマニュアル

(2) Mixter, W. J., & Barr, J. S. (1934). Rupture of the intervertebral disc with involvement of the spinal canal. New England Journal of Medicine, 211(5), 210-215.

 

L.A.整体・整骨院 高崎院で行う施術の流れ

①丁寧な問診と検査

一般的な治療院では、患者様のお話をサラッと聞き、そのままササっと施術に入ってしまう院も少なくないと聞きます。

しかしL.A.整体・整骨院 高崎院では、症状とお悩みに合わせた最善の解決策を見つけるために、施術に入る前にヒヤリングと検査に、しっかりと約30分前後の時間をかけております。

これにより坐骨神経痛による痛みやしびれの原因を見逃すことなく、原因となっている部分に適切にアプローチできるようになるのです!

②ご説明

全てをお任せしていただくことは嬉しいことですが、どんなに素晴らしい治療でも悪化させる要因があれば繰り返してしまう可能性は高くなります。ですのでまずは、ご自分のお体の状態を知っていただきます。理由は「施術家」と「あなた」が一緒に良くしよう!と思えない限り改善の効果は見込めないからです。

③施術

長年の経験と施術の積み重ねによりLA整体・整骨院が作り上げた独自の骨格矯正で、身体の土台となる骨盤や骨格を綺麗な状態に整えます。特に痛みの原因となりやすい骨格や骨盤の状態を整えることで、身体に余計な負担がかかることなく、身体全体の血行なども改善され筋肉も柔らかくなります。これにより元の痛みが取れるだけでなく、痛みが再発しにくいお身体を手に入れることができるのです。

④症状ごとに合わせた電気治療をご提案

来院された際は痛みが強く、筋肉にも炎症を起こっている場合がほとんどです。

LA整体・整骨院 高崎院では、患者様の症状に合わせて使える電気治療器をご用意しております。症状に合わせた適切な電気治療により炎症を抑え、筋肉にも柔軟性を取り戻していきます。これにより筋肉の炎症が抑えられ、痛みが一気に引いていくことが分かると思います!

⑤施術後の変化を確認

LA整体・整骨院の施術では1回でも大きく変化が出ることも珍しくありません。

施術後には、患者様と一緒にれくらい状態が変化しているのかをチェックしていきます。

⑥お身体の状態説明と、今後の治療計画のご提案

一通りの施術が終了しましたら、最後に施術後のお身体の状態変化の具合を踏まえたお身体の状態の説明をさせて頂きます。

さらに今後の施術の見通しや通院計画なども分かりやすくご説明させて頂きます。

 

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