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立っている時や歩いている時の重心はどうなっていますか?
こんにちは!L.A.整体・整骨院 高崎院です。
私たちの立ち方や歩き方は、日常生活や健康に大きく影響を与えます。
その中でも「つま先重心」や「かかと重心」といった重心の偏りは、身体のバランスを崩し、筋肉や関節に負担をかける要因になります。
本記事では、つま先重心とかかと重心がもたらす影響、重心の偏りの原因、そしてその改善方法について詳しく解説します。
つま先重心とかかと重心の違いと影響
人間は本来、土踏まずを中心に重心を分散させながら歩くのが理想的です。
しかし、無意識のうちに重心が前(つま先側)や後ろ(かかと側)に偏ることで、身体にさまざまな影響が現れます。
つま先重心の影響
つま先重心とは、立つときや歩くときに重心が前方(足の指やボール部分)に寄っている状態を指します。
① 筋肉や関節への負担
つま先重心では、前もも(大腿四頭筋)、すね(前脛骨筋)、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)が過剰に使われるため、筋肉のこわばりや疲労が起こりやすくなります。
また、膝が前に押し出される形になるため、膝関節への負担が増加し、膝痛や変形性膝関節症のリスクが高まります。
② 腰や背中のトラブル
つま先重心になると、腰が反るような姿勢(反り腰)になりやすく、腰への負担が増加します。
また、重心が前にあるため、背中や首の筋肉が緊張しやすくなり、腰痛や肩こり、首こりの原因になります。
③ 足のトラブル
つま先側に体重がかかりすぎると、足裏のバランスが崩れ、足底筋膜炎や外反母趾のリスクが高まります。また、ハイヒールの常用によってつま先重心が習慣化すると、足のアーチが崩れやすくなります。
かかと重心の影響
かかと重心とは、重心が後方(かかと側)に偏っている状態を指します。
① 筋肉のバランスの崩れ
かかと重心では、主にハムストリングス(もも裏)、お尻(大臀筋)、腰(脊柱起立筋)が過剰に使われます。
一方で、前ももの筋肉が十分に使われず、太ももの前後の筋力バランスが崩れる可能性があります。
② 猫背になりやすい
かかと重心では、体を前に傾ける必要があるため、猫背や巻き肩になりやすいです。
これにより、首や肩周りの筋肉がこわばり、肩こりや頭痛の原因になります。
③ 歩行時の衝撃が増す
かかと重心で歩くと、歩行時の衝撃が直接膝や腰に伝わりやすくなり、膝痛や腰痛の原因となります。
特に硬い地面を歩く際には、衝撃が関節に蓄積され、関節の摩耗を早める可能性があります。
重心が偏ってしまう原因
では、なぜ人によって重心がつま先側やかかと側に偏ってしまうのでしょうか?
筋力のアンバランス
日常的に前ももやふくらはぎばかりを使う人は、つま先重心になりやすく、一方でお尻やもも裏が発達している人はかかと重心になりやすいです。
特定の筋肉だけが発達すると、自然と重心が偏ってしまうのです。
姿勢のクセや歩き方の習慣
ハイヒールを履く習慣がある人は、つま先重心になりやすく、反対に座りがちな生活を送る人は、かかと重心になりやすいです。
また、デスクワークで猫背になっていると、かかと重心が癖になりやすいです。
骨盤や足のアライメントの問題
骨盤の前傾(前に倒れる)や後傾(後ろに倒れる)も、重心の偏りに影響します。
前傾するとつま先重心、後傾するとかかと重心になりやすいです。
重心バランスを整えるための対策
バランスを意識した姿勢の改善
・正しい立ち方:足の親指・小指・かかとの3点でバランスを取る
・正しい歩き方:踵から接地し、土踏まずを経由してつま先で蹴り出す
筋力トレーニングとストレッチ
・つま先重心の人 → もも裏・お尻の筋肉を強化
・かかと重心の人 → 前もも・ふくらはぎを強化
インソールや靴選びの工夫
適切な靴を選ぶことで、自然と重心バランスが整いやすくなります。
特にクッション性のある靴やバランス補正インソールが効果的です。
筋力トレーニングについて
もも裏・お尻・もも前・ふくらはぎの自重筋力トレーニング(レベル別)
自重トレーニングは、器具を使わずに自分の体重を活かして筋力を鍛える方法です。
今回は、もも裏(ハムストリングス)、お尻(大臀筋)、もも前(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)を鍛えるトレーニングを 初級・中級・上級 の3レベルに分けて紹介します。
もも裏(ハムストリングス)
役割: 膝を曲げたり、股関節を伸ばす動作に関与。歩行や走行に重要。
初級:ヒップリフト
・仰向けになり、膝を立てる。
・かかとで地面を押しながら、お尻を持ち上げる。
・体が一直線になる位置で1秒キープし、ゆっくり下ろす。
【回数目安】15回×2セット
中級:シングルレッグ・ヒップリフト
・片足を伸ばした状態で、ヒップリフトを行う。
・片足ずつ交互に実施。
【回数目安】10回×2セット(片足ずつ)
上級:ノルディックカール
・膝を床につけ、足首を固定(パートナーが押さえるor家具を活用)。
・ゆっくり体を前に倒し、限界で腕を使って支え、元に戻る。
【回数目安】5回×2セット
お尻(大臀筋)
役割: 股関節の伸展・安定、姿勢保持に重要。
初級:クラムシェル
・横向きに寝て、膝を曲げる。
・上側の膝を開くように上げ、ゆっくり戻す。
【回数目安】15回×2セット(片側ずつ)
中級:ブルガリアンスクワット
・片足を後ろの椅子や段差に置き、スクワット動作。
・お尻を意識しながら、膝を90度まで曲げる。
10回×2セット(片足ずつ)
上級:シングルレッグ・スクワット(ピストルスクワット)
片足を伸ばしながら、もう片方の足でスクワット。
バランスを取りながら、できる範囲でしゃがむ。
【回数目安】5回×2セット(片足ずつ)
もも前(大腿四頭筋)
役割: 膝の伸展動作、歩行・ジャンプの際の衝撃吸収に重要。
初級:ウォールシット(壁座り)
・壁に背中をつけ、膝を90度に曲げてキープ。
【回数目安】30秒×2セット
中級:スプリットスクワット
・前後に足を開き、膝を90度まで曲げる。
・上体をまっすぐ保ち、もも前に負荷をかける。
【回数目安】10回×2セット(片足ずつ)
上級:シシースクワット
・つま先立ちで、膝を前に突き出すようにゆっくりしゃがむ。
・膝がつま先より前に出るように意識する(膝の負担が大きいため無理しない)。
【回数目安】5回×2セット
ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)
役割: 歩行・ジャンプ時の衝撃吸収、血流促進。
初級:カーフレイズ
・足を肩幅に開き、つま先立ちになり、ゆっくり戻る。
【回数目安】20回×2セット
中級:シングルレッグ・カーフレイズ
・片足でつま先立ちになり、ゆっくり下ろす。
・片足ずつ交互に実施。
【回数目安】15回×2セット(片足ずつ)
上級:ジャンピング・カーフレイズ
・つま先で地面を押すようにジャンプし、着地後すぐに繰り返す。
【回数目安】10回×2セット
まとめ
つま先重心やかかと重心は、それぞれ異なる身体の不調を引き起こします。
筋力のアンバランス、歩き方や姿勢のクセ、骨盤の傾きなどが原因となり、無意識のうちに重心が偏ることがあります。
バランスの良い姿勢と歩き方を意識し、適切なトレーニングを取り入れることで、重心を正しく保つことができます。
日々の生活の中で、自分の重心バランスを意識し、健康な身体を維持しましょう。
参考文献
L.A.整体・整骨院 高崎院で行う施術の流れ
①丁寧な問診と検査
一般的な治療院では、患者様のお話をサラッと聞き、そのままササっと施術に入ってしまう院も少なくないと聞きます。
しかしL.A.整体・整骨院 高崎院では、症状とお悩みに合わせた最善の解決策を見つけるために、施術に入る前にヒヤリングと検査に、しっかりと約30分前後の時間をかけております。
これにより身体のバランスが崩れてしまっている原因を見逃すことなく、原因となっている部分に適切にアプローチできるようになるのです!
②ご説明
全てをお任せしていただくことは嬉しいことですが、どんなに素晴らしい治療でも悪化させる要因があれば繰り返してしまう可能性は高くなります。ですのでまずは、ご自分のお体の状態を知っていただきます。理由は「施術家」と「あなた」が一緒に良くしよう!と思えない限り改善の効果は見込めないからです。
③施術
長年の経験と施術の積み重ねによりLA整体・整骨院が作り上げた独自の骨格矯正で、身体の土台となる骨盤や骨格を綺麗な状態に整えます。特に痛みの原因となりやすい骨格や骨盤の状態を整えることで、身体に余計な負担がかかることなく、身体全体の血行なども改善され筋肉も柔らかくなります。これにより元の痛みが取れるだけでなく、痛みが再発しにくいお身体を手に入れることができるのです。
④症状ごとに合わせた電気治療をご提案
来院された際は痛みが強く、筋肉にも炎症を起こっている場合がほとんどです。
LA整体・整骨院 高崎院では、患者様の症状に合わせて使える電気治療器をご用意しております。症状に合わせた適切な電気治療により炎症を抑え、筋肉にも柔軟性を取り戻していきます。これにより筋肉の炎症が抑えられ、痛みが一気に引いていくことが分かると思います!
⑤施術後の変化を確認
LA整体・整骨院の施術では1回でも大きく変化が出ることも珍しくありません。
施術後には、患者様と一緒にどれくらい状態が変化しているのかをチェックしていきます。
⑥お身体の状態説明と、今後の治療計画のご提案
一通りの施術が終了しましたら、最後に施術後のお身体の状態変化の具合を踏まえたお身体の状態の説明をさせて頂きます。
さらに今後の施術の見通しや通院計画なども分かりやすくご説明させて頂きます。
L.A. 整骨院 整体院
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メディカルジム:高崎院併設
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